ダクタイル鋳鉄
カトーのダクタイル鋳鉄を紹介
金属組織が緻密で均質で、信頼度の高いダクタイル鋳鉄です。JISのFCD400−900のほかに、独自のKFCD高品質ダクタイル及び耐摩耗ダクタイル鋳鉄KD80−100も可能です。信頼性と耐久性が要求されるエレベータのシーブ、油圧機器、射出成形機の部品に長年の実績があります。手込め生産で製品重量が数キロから3トンの製品を製作できます。
- 1.弊社FCDの特色
- 下記データのように、JIS規格の指定に対して、伸びが大きく強度及び硬度に対して靭性も確保しております。
- FCD700以上の材質では、一般には、製品肉厚部の外側と中心部とで凝固スピードの差による硬度差が大きくでますが、弊社材質はその差が小さく肉厚部内部まで硬さを安定させており、耐摩耗性が非常に優れております。
- また、焼き入れ性も安定しており一般鋼材と同じように高周波焼き入れ(HRC55−60)を行うことができます。
- FCD800以上の材質は、組織内の炭化物が発生しやすくもろくなりやすいですが、弊社材質はすべて、炭化物の発生をコントロールして安定した材質となっております。
- 機械加工性は、FCD900まで問題なく加工することができ、部品の一体化により、複雑精巧なニアネットシェイプ形状で鋳造することができます。
- 弊社ダクタイル鋳鉄のデータ
- KFCD−400の引張強さと伸びの関係
- 高品質球状黒鉛鋳鉄KFCD-400の解説
- 厚肉鋳物肉厚中心部黒鉛球状化率
- 肉厚鋳物(従来材質、KFCD−400)組織
- 薄肉鋳物(従来材質、KFCD−400)組織
- 耐摩耗ダクタイル鋳鉄FCD−800高周波焼入れマクロ組織と性能
- 耐摩耗ダクタイル鋳鉄KD−800焼入れ資料の金属組織
- 材質変更実績
- KFCDの材料転換メリット
- 2.弊社FCDの機械的性質(JIS指定テストピースによる)
一般JIS規格ダクタイル鋳鉄のほかに、次の社内規格製品をもっております。
KD−80耐磨耗ダクタイル鋳鉄
KD−90耐磨耗ダクタイル鋳鉄
KD−100耐磨耗ダクタイル鋳鉄(熱処理)
KD−110耐磨耗ダクタイル鋳鉄(熱処理)
KFCD高品質タグタイル(新材質)- 3.品質特性
- KFCD−400は、JIS規格に対して、引張強さ、伸び、耐力、衝撃値、のどれも高くバラツキの少ない安定した材料を提供することができます。
- FCD−400からFCD−500の材質は、鋳鋼と同程度の伸びがあり鋳鋼品に比べ複雑形状の製品を精度よく製作することができ、コスト低減にも優位です。
- FCD−700以上の材質では、一般的には製品肉厚部の外側と中心部とでは、凝固時間の差による硬度のバラツキやフェーディングによる球状化率の低下により品質が不安定になります。
- 当社材質は、その差が小さく、肉厚内部まで硬さを安定させ、耐摩耗性に優れております。
- また、高周波焼入れも鋳鋼品と同等に焼き入れをすることができます。
- KFCD−800以上は、内部組織に炭化物が発生しやすい条件となります。当社の材質は炭化物の発生をコントロールできますので安定した品質でいかも、KFCD900まで機械加工をすることができます。
- 4.鋳造品の機械部品使用例
- 1)産業機械:シリンダー、ダイプレート、油圧シリンダー、型締めシリンダー、金型、粉砕機部品
- 2)搬送機械:高速エレベーター部品、クレーン用プーリ、各種ギヤー、滑車、今までの鋳造品は、品質の安定が保証できない弱みから、鋳鋼品、鍛造品に依存していたが、時代の変革でダクタイル鋳鉄の品質高度化が進み、昨今では、機械加工性、コスト、総合面でダクタイル鋳鉄の品質が見直されています。既に鋳鋼品は、ダクタイル鋳鉄に切り替えられています。
- 高級ダクタイル鋳鉄の高周波焼き入れ技術が認証されれば、近い将来鍛造品分野の中にもダクタイル鋳鉄品に変貌できると考えています。
- 5.使用例
- 金型、SS材、SC材、各パーツを素材から削りだし、調質または、高周波焼き入れを行い加工を行っていました。FCD−800は、素材硬度で調質硬度HRC24−30程度です。高周波焼き入れも焼き入れ鋼と同等性能がありHRC55−60は可能な数値で材料性能については問題がありません。また、鋳造性がよいため各パーツを一体化した形状で作製、必要な箇所のみに加工代をつければ、形状に自由があり設計に反映できます。
- 6.焼き入れ性能
- FCD−700以上の材質は、鋼材と同等の焼き入れ性能があります。高周波焼き入れで、5mm−8mmの深さまで焼き入れ層ができます。硬度は、HB658、HRC61程度の硬度が入ります。
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